(C)Makoto ATOZI

Morning Poem Club

『雨の日は』

 

雨の日は

聞こえくる警告 または心配の眼差し

あるいは魔のささやき 汚れゆく心は気づくことなく

泥のようにやがて花を咲かそうとする

ダイヤモンドでもなく 清らかでもなく

太陽が照らすことできらめく

土砂の表面に放たれる光と星のような

それは両極が持つ美 今は知らず 吸い込まれる雨

 

雨の日に思うのは諸行無常

あざやかなコントラスト

瓦屋根の上 濁った灰色と水色が空を描く

 

 

汚れゆく心 または行いを

止めることができるのは生を止めそうな程の懺悔のみ

しかしながら懺悔は時とともに麻痺 甘い水のような日々

麻酔のように降り注ぐ情報 誘惑 魅惑 豪華なる暮らし

遠き日々の青春はどこに 実際は欲にまみれた魂の売買

またはバイバイ そんな罠に飲まれるなよ

聞こえるだろう?

 

雨の日は あの日の涙 天井を見ながら涙

 

あれは私なのか

あの純粋は あの純真は 本当に私なのか

 

 

今はただこの瞬間瞬間に生まれ消える時の中

行いに応じた現象 または

今というこの時のプレゼントを受け取り

 

ただ「己の身の丈を言う」と言う「謝」の言葉に

感じ入る「感謝」でこの世の尊さを 出会いの尊さを

あなたの尊さを 一瞬一瞬の尊さを

いつも忘れずに反芻できるよう

青空を心に

 

汚れゆく心と行いが映し出す人生物語の変化

想いと行為が創り出す世界を私たちは味わいましょう

 

必要以上の食べ物と願いが血流を滞らせ

リンパに乗って何かを伝える 大腸の切除されたはずの

ポリープの残像が心と身体に統一をと伝えてくる

 

新たな思いつき またはふらつき 甘い話

大抵のことについては「やめておきなさい」という

どこからか聞こえる声 それは雨という天の声

雨の日は

様々なことが思い出され

それらは幻としてフラッシュのように

光らないフラッシュのように

シャッター音のように 横顔のように

 

雨の日は

靴のつま先からしみてくる水分が

私の毎日の愚かさを伝え

この人生の不思議さを

この世界の尊さを

私たちは修行の最中なのだということを

まるですべての人々が教師で天使で

全てが自分自身なのだと

濡らしながら諭すのです

そして私たちは汚れきった心と身体を抱えながら

それこそがこの世界の均等であり

汚れあるところに必ず美の種子があると理解し

あああの人は私自身だと気づきながら

言いようのない感謝に包まれるのでしょう

どうか今日もあなたに私に 佳き一日を