(C)Makoto ATOZI

Morning Poem Club

『たいせつ』

 

花を見て 美しいと思ったのはいつの日か

空を見て 手を伸ばし夢描いたのはいつの日か

 

風を受け 勇気が芽生えたのはいつの日か

虹を見て 頑張ろうと誓ったのはいつの日か

 

全ては私たちの心の中に

ずっとずっと奥の方に

眠りながら目覚めながら

緑のように咲いている

 

マスクで閉じ込めた希望を

開き 歩み出せるのはいつの日か

 

鮮やかな時代に

甘く美味な食物に

忘れてしまいそうな

あの日差し

水たまり

桜並木の静寂と熱量

一緒に見つけた四葉のクローバー

始業式のみんなのソワソワ感

職場初日のみなさんの笑顔

眠れずに泣いた夜

 

 

得体の知れない何かに覚え

身動きの取れないような時代の中で

 

たいせつなことは何なのでしょう

それはどこにあるのでしょう

 

生きるにも死ぬにも執着せずに

ただこの一瞬を

生き抜きたいのです

生き抜いて欲しいんです

 

私たちはみんな 美しい花 たくましい山脈と大地 広大な青空

遍く照らす太陽 慈悲の輝きのお月さま 雨のあとの希望の虹

 

心にアーチを

いつだってそうさ 心にアーチを

掛けながら生きてみようよ

アーチは やがて 美しい景色の空を彩るはずさ