富山県立山連邦

アートマン

アートマン

 

アートマンという存在はないのだという

-諸法無我-


万象は私ではなく

私が私であると思う私は

存在していないのだという


それでも、私ではない私を見ていて

制することのできる私もまた

ここにはきっとあるのでしょう


私ではない私たち

闊歩する世の中

私を導く私

それを心と人は呼ぶ


それなのに

心は実に

制しがたく捉えがたく


それはまるで

山脈から流れ行く

川の水のごとく


汚れに出会えば汚れる

清らかな青空の下では澄み渡る


私ではない私を慈しみ

逆さまに物事を見ずにいられたなら

私ではない私を

導くように生きられたなら

それはきっとこよなき幸せなこと


過去はない

あるのはそれぞれの記憶


私という記憶

ありがとうを伝えられたなら


あなたという記憶

ありがとうを伝えられたなら


私を私として

それがたとえ

私が思う私ではないのだとしても

それでも私たちは私を私として

日々を慈しみ

隣人を慈しみ生きるのでしょう


人生は重荷を背負いながら生きる道

それでもやはり

佳きものなのだと

何があろうとも

そう感じる気持ちだけは変えられない


本来の私があるとすれば

それは全てが一つ

きっと

そのことに本当に気づけたときから

世界の色はアートになるのでしょう


アート(芸術)という

世の中を動かしてゆく「愛と光」


そうであるとすれば

なんと素晴らしいことなのだろう

空を見るごとに思えるのです


空とはなんと美しいものなのだろう

人生は空そのものなのだと

 

 

 

 

 

 

 

photo & message by あとじまこと