何も見ず

何も聞かず

何も匂わず

何も味わわず

何もふれず

何にもとらわれず


何も生まない 何もつくらない

何も盛らない 何も欲しがらない

ただここにあるがままに


見たままに見て

聞いたままに聞いて

匂うままにして

味わったままに味わい

ふれたまま そのまま

色をくぐらせて感じる

こともなくあるがままに


生まれ消えてゆく連鎖

やがて光となる


過去はもうない

現在は移ろいゆく

未来は不確定


空の色のように流れる

万華鏡のような万象

色すらも幻想

辺も量も無き世界

目耳鼻舌体想の集合体よ

これは本当に私なのですか

それは本当にあなたなのですか


受け入れるままに受け入れ

感官のままに そのままに

やがて光となる

想念


この世界を慈しみ

幸せを願い祈るだけの光


人々が目をとじたときの額

遠くで灯る灯火

それは

つくられざる光


こうでありたいとかではないのです

これが欲しいだとかではないのです

かたちあるものから離れ彼方

ただひとつの光になり

幸せを祈る輝き


右に左に 前に後ろに 上に下に

6つの場所へと際限なく届けられる光


ただひとつの光になり

幸せを祈る輝き


何が本当の幸せと問われれば

私はそのような光になることだと答えます


ただひとつの光になり

幸せを祈る輝き


ただひとつの光になり

何事にも響くことなく


祈りの空

名もなき光

 

 

 

 

 

illustration & Message by あとじまこと 

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